佐野・芦屋青少年交流事業が行われました

8月7日(水)~9日(金)までの3日間、栃木県立みかも自然の家で、「佐野・芦屋青少年交流事業」が開催されました。
福岡県芦屋市と栃木県佐野市は、それぞれが鋳物の産地として名をはせており、室町時代には「西の芦屋に東の天明」と謳われるほどで、ここで作られた茶釜は、千利休をはじめとした多くの茶人から愛されてきました。現在では親善都市として交流を行っています。今回行われた「佐野・芦屋青少年交流事業」は、佐野市と芦屋市の小中学生を対象にした事業で、芦屋市と佐野市の子どもたちが毎年それぞれの市を行き来し、文化交流を図ってきました。近年はコロナや台風の影響で交流が滞っていましたが、今年は数年ぶりに開催することとなりました。今回は芦屋市の子どもたちを佐野市に招待し、佐野市の子どもたちと一緒に、栃木県の文化や歴史を学びました。
その交流事業の一環として、「デコレーションベーゴマ作り」が行われました。講師として、栗崎鋳工所の天明鋳物師、栗崎総一郎さんをお呼びし、天明鋳物についての講話を受講したり、天明鋳物のベーゴマをデコレーションしたり、回したりと、天明鋳物やベーゴマに関するさまざまなプログラムを、実際に体験しました。
子どもたちは出来上がったベーゴマを大切に握りしめ、次のプログラムへと移っていきました。