約千年の歴史を持つ天明鋳物
天明鋳物(てんみょういもの)の起源は平安時代
室町時代から江戸時代初期に最盛期を迎えました
特に茶の湯釜は
「西の芦屋に東の天明」
と言われ、千利休・豊臣秀吉・徳川家康など
名立たる偉人達が愛した、佐野市が誇る名品です
天明鋳物の繊細な感性・技術・情熱をお届けしていきます
天明鋳物を感じていただき千年続く歴史「浪漫」を感じていただくというミッションの元、このサービス名が誕生しました。
皆様にお届けするサービス「天明浪漫」は単なる商品提供に留まらず、栃木県佐野市の伝統文化とその奥深さを感じていただくための架け橋となることを目指し伝統を重んじつつも、現代のライフスタイルに調和する新しい提案を続けてまいります。
お客様一人ひとりに、天明鋳物の魅力を直接手に取って感じていただける機会を提供し、千年続く佐野市の伝統技術の素晴らしさを未来へと繋げていきます。
古き良きものを大切にしながらも、革新と創造を忘れず、皆様に感動と喜びを提供できるよう努めてまいります。
どうぞ天明浪漫とともに、心温まるひとときをお過ごしください。
そして、その温もりが皆様の日常にさらなる彩りを添えることを願っております。
※本サービスは8月1日から利用可能となります
11月18日
天明鋳物のfacebookアカウントが、不正アクセスにより乗っ取られました。フォローして頂いている方は、念の為フォローの解除をお願いします。
現在アカウントから送信されているメッセージや投稿は、我々の意思によるものではありませんので、無視していただきますようお願いします。
今後はホームページで情報発信していきます。大変ご迷惑をおかけしておりますが、何卒よろしくお願いいたします。
11月18日~19日に、外務省の「地方視察ツアー」が行われました。佐野市をめぐり、佐野市の歴史や文化に触れていただくといったツアー内容で、そのツアープログラムのひとつとして、若林鋳造所が天明鋳物の講話・制作体験を行いました。
ツアーの参加者は13名で、アフリカ地域やヨーロッパ、南米地域の大使館関係者の方々でした。バスから降りてすぐに見える若林鋳造所の歴史あるたたずまいに、足を止め、さっそく写真撮影をしていました。
プログラム前半は、天明鋳物に関する講話が行われました。若林鋳造所の紹介が終わり、デモンストレーションとして、ツアー参加者の目の前で鋳物を作ります。型から鋳物を取り出すと、大きな歓声が上がりました。さらに、さきほど作った鋳物をもう一度熔かして、再び型に入れて鋳物にすると、感心したような声が広がりました。
パワーポイントを使用しての天明鋳物についての説明では、代表的な天命鋳物作品や天明鋳物を所有していた歴史上の人物についても紹介されました。織田信長や豊臣秀吉、徳川家康が紹介されると、「ノブナガ!」と声が上がり、参加者はリラックスしながら講話に耳を傾けていました。
プログラム後半では、天明鋳物の制作体験が行われ、参加者は金属の皿を作りました。型紙を選んで、そこに金属を注ぎ込み、出来上がった皿をみがいて完成させます。参加者が用意された型紙のなかから好きな形の物を選ぶと、若林鋳造所の若林美延さんがそれを鋳型にセットして、金属を熔かします。今回使用した錫という金属は、比較的低い温度で熔ける金属で、参加者は目の前で熔かされた金属を型に注ぎ込みました。
金属が冷めて固まったら、美延さんが型から皿を取り出します。参加者が出来上がった皿を受け取ると、拍手が起こりました。参加者のひとりは「あたたかい!」と楽しそうに皿を触っていました。出来上がった皿は、まだ熱を持っているうちに切ったり曲げたりして形を整え、磨いていきます。参加者は自分が金属を注いで作った皿を、丁寧に丁寧に磨いていました。
プログラム内容をすべて終えたあとは、紙に包んで袋に入れて、世界に一つだけのお土産として梱包します。ツアー参加者は作った皿にどんなものを載せるのか考えながら、次のツアープログラム会場へ移動していきました。
8月7日(水)~9日(金)までの3日間、栃木県立みかも自然の家で、「佐野・芦屋青少年交流事業」が開催されました。
福岡県芦屋市と栃木県佐野市は、それぞれが鋳物の産地として名をはせており、室町時代には「西の芦屋に東の天明」と謳われるほどで、ここで作られた茶釜は、千利休をはじめとした多くの茶人から愛されてきました。現在では親善都市として交流を行っています。今回行われた「佐野・芦屋青少年交流事業」は、佐野市と芦屋市の小中学生を対象にした事業で、芦屋市と佐野市の子どもたちが毎年それぞれの市を行き来し、文化交流を図ってきました。近年はコロナや台風の影響で交流が滞っていましたが、今年は数年ぶりに開催することとなりました。今回は芦屋市の子どもたちを佐野市に招待し、佐野市の子どもたちと一緒に、栃木県の文化や歴史を学びました。
その交流事業の一環として、「デコレーションベーゴマ作り」が行われました。講師として、栗崎鋳工所の天明鋳物師、栗崎総一郎さんをお呼びし、天明鋳物についての講話を受講したり、天明鋳物のベーゴマをデコレーションしたり、回したりと、天明鋳物やベーゴマに関するさまざまなプログラムを、実際に体験しました。
子どもたちは出来上がったベーゴマを大切に握りしめ、次のプログラムへと移っていきました。
祝‼ 「佐野の天明鋳物生産用具及び製品」が国重要有形民俗文化財に指定されました
令和6年1月19日に文化審議会から新たに国重要有形民俗文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申された「佐野の天明鋳物生産用具及び製品」について、令和6年3月21日、国重要有形民俗文化財に指定されました。
【佐野市文化財課からのお知らせ】
https://www.city.sano.lg.jp/soshikiichiran/kyouiku/bunkazaika/oshirase/23182.html
祝!! 「佐野の天明鋳物生産用具及び製品」が国重要有形民俗文化財指定へ
佐野市では、長年、「天命鋳物伝承保存会」と協力して天明鋳物生産用具等の国重要有形文化財指定に取り組んできました。そして、令和6年1月19日に文化審議会から新たに国重要有形民俗文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申されました。
今年度内には、国重要有形民族文化財に指定される予定です。
「 天明鋳物 ✕ 食 」